Samsungも「Matter」をサポート Google Home端末をSmartThingsアプリで操作可能に
SamsungがSumartThingsアプリでGoogle Homeで設定したホームデバイスを操作できるようにすると発表した。逆も可能になる。両社が参加する無線通信規格標準化団体CSAの通信規格「Matter」で実現する。
韓国Samsung Electronicsは10月13日(米太平洋時間)、サンフランシスコで開催した年次開発者会議Samsung Developer Conferenceで、米Googleとの提携により、Galaxyシリーズのスマートフォンとタブレットで、スマートホーム標準「Matter 1.0」対応デバイスをSamsungの「SmartThings」アプリと「Google Home」サービスの両方で操作できるようにすると発表した。向こう数カ月中に実現する。
Matterは、Amazon.com、Apple、Googleなどの米IT企業も参加する無線通信規格標準化団体Connectivity Standards Alliance(CSA、旧ZigBee Alliance)が取り組むスマートホームのための通信規格。SamsungもPromoterとして参加している。4日に1.0の仕様と認定プログラムがリリースされた。
Matterのマルチ管理機能は、あるエコシステム内のデバイスを別のエコシステムと共有して制御できるようにするというものだ。AmazonのAlexa搭載デバイスやAppleのHome PodなどもMatterに対応すれば、Galaxyデバイスでも制御できるようになる可能性がある。
GalaxyデバイスでSmartThingsアプリを開くと、既にGoogle Homeで設定してあるMatter対応デバイスをSmartThingsアプリに追加でき、その逆も同様に可能という。
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