AI研究者兼プログラマーが「AI Programmer」について社長に聞いてみた(4/5 ページ)
突如としてネット上に出現した「AI Programmer」なるサービスがバズっているとのことで、ITmedia NEWS編集部から依頼を受けた筆者は、早速うわさのサービスAI Programmerを使ってみることにした。
2時間で開発
もともとエンジニアに憧れていた藤田社長は、過去にJavaScriptやHTMLに挑戦したこともあったそうだ。しかし「向いてない」と気づいて経営の道に進み、今では20年近くアズリアルを経営しているという歴戦の経営者となっていた。
このサービスでは、入力したプログラムを日本語で説明してもらうこともできる。非常に簡単なプログラムを書いたらあっさりと説明されてしまった。
練習問題に使う階乗を求めるコードを書くと、「このコードは、再帰関数を使って階乗を計算しています。非常に単純なコードです。」と説明されてしまった。「単純なコード」とAIに言われると複雑な気分だ。
筆者が運営しているMemeplex.appというWebサービスのソースコードの一部を読ませると、これもちゃんと解説されたのには驚いた。こいつ、けっこう賢いぞ。
「コードを日本語で解説する機能は、プログラミング初心者の方がサンプルコードの意味を理解する手助けになるのではないかと思っています」(藤田氏)
このサービス、わずか2時間で開発されたとのこと。
確かに、プロンプトの出し方さえ決めてしまえば、2時間でサービスインというのはまったく不思議ではない。
「自分たちでコードを学習させる予定は今のところありませんが、これだけ需要があるんだったら挑戦してみようかという話も内部ではしています」
藤田社長によると、年内は無料サービスを続け、来年以降でユーザー登録制にして人気があれば有料化も視野に入れているという。
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