Microsoft、「Office」ブランドを「Microsoft 365」に(買い切り版以外で)
Microsoftは、「Office」を「Microsoft 365」にリブランドすると発表した。買い切り版の「Office Personal」以外の製品から「Office」というブランドがなくなる。ロゴも変わる。
米Microsoftは10月12日(現地時間)に開催したオンラインイベント「Microsoft Ignite 2022」で、「OfficeがMicrosoft 365になる」と発表した。11月から買い切り版の「Office Personal」以外の製品から「Office」というブランドが消える。
影響があるのは、Office.com、Officeのモバイルアプリ、Windows用Officeアプリの名称。それぞれ新しいアイコンになり、「さらに多くの機能」が追加される。
同社は2017年に企業向け新サービスとして「Microsoft 365」を発表し、2020年にはコンシューマー向けOffice 365もMicrosoft 365に変更した。
Microsoft 365は、Microsoft Teams、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneDrive、新アプリDesignerなどのアプリを含むクラウドプラットフォームと考えればいい。
このリブランドは11月に実施する計画。ユーザー側が準備する必要はない。プランの価格などは変更されない。
現在Office.com経由でアプリを使っているユーザーは、自動的にMicrosoft365.comにリダイレクトされる。2023年1月には、Windows、macOS、iOS、Android用Officeアプリにも反映される。
関連記事
- 「DALL・E 2」採用の新デザインアプリ「Microsoft Designer」無料プレビュー開始
MicrosoftはOpenAIの画像生成AI「DALL・E 2」採用のWebアプリ「Microsoft Designer」を発表した。テキストと画像を使ってInstagram投稿用コンテンツやパンフレットなどをデザインできる。Bingで無料で使える「Image Creator」も発表した。 - 「Apple TV」「Apple Music」「iCloud写真」がWindowsにやってくる
Microsoftは新Surfaceデバイス発表イベントで、Appleとの提携強化を発表した。「Apple TV」と「Apple Music」のWindowsアプリが2023年に登場する。「iCloud写真」をOneDriveの「すべての写真」から閲覧できるようにもなる。 - 「Office」「Teams」「Xbox」をVRに MetaとMicrosoft、パートナーシップ強化
米Metaのオンラインイベント「Meta Connect 2022」にて、米Microsoftとのパートナーシップを強化すると発表した。 - 「Microsoft 365」の家族プラン、19日に開始 最大6人で月額1850円から
日本マイクロソフトが、サブスクリプションサービス「Microsoft 365」の家族向けプラン「Microsoft 365 Family」を日本でも提供する。価格は月額の場合1850円、年額の場合1万8400円。7月19日に提供を始める。 - Microsoftの「Microsoft 365」関連発表まとめ コンシューマー向け「Teams」など
Microsoftが「Microsoft 365」関連のメディアイベントをオンラインで開催し、コンシューマー向けサブスクリプションサービス「Office 365 Solo」を「Microsoft 365 Personal」に名称変更することや「Microsoft Teams」を利用できるようにすることなどを発表した。 - 「Microsoft 365」=「Office 365」+「Windows 10」、8月1日発売へ
Microsoftが、企業向けに「Windows 10」と「Office 365」をまとめて購入できる「Microsoft 365」を発表した。「Enterprise」は8月1日発売、「Business」は今秋発売の予定だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.