「Microsoft 365」=「Office 365」+「Windows 10」、8月1日発売へ
Microsoftが、企業向けに「Windows 10」と「Office 365」をまとめて購入できる「Microsoft 365」を発表した。「Enterprise」は8月1日発売、「Business」は今秋発売の予定だ。
米Microsoftは7月10日(現地時間)、ワシントンD.C.で開催のパートナー向け年次会議「Microsoft Inspire」(旧Worldwide Partner Conference)で、企業向け新サービス「Microsoft 365」を発表した。
Microsoft 365は、おおまかに言えば「Windows 10」と「Office 365」をまとめて購入できる企業向けサービス。
「Office 365 Enterprise」「Windows 10 Enterprise」「エンタープライズモビリティ」およびセキュリティ機能をまとめて購入できる「Microsoft 365 Enterprise」と、「Office 365 Business Premium」「Windows 10 Professional」および各種管理ツールがまとまったSMB向けの「Microsoft 365 Business」の2プランある。
Microsoft 365 Enterpriseはさらに、バンドルするOffice 365がE3かE5かで、「Microsoft 365 E3」と「Microsoft 365 E5」に分かれる。
Microsoft 365 Enterpriseは8月1日の発売、Microsoft 365 Businessは8月2日にパブリックプレビューが公開され、今秋に発売の予定だ。前者の価格は導入規模などによるので明示されていないが、後者の価格はユーザー1人当たり月額20ドルになっている。
同社はまた、企業が自社内にハイブリッドクラウドを構築するための新製品「Azure Stack」も発表した。
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