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トヨタとGoogleが連携強化 ネット不要のAI音声認識システムを「カローラ」「LEXUS NX」に提供
米Google Cloudが、トヨタとのパートナーシップを強化。トヨタ北米法人に、インターネット接続が不要なAI音声認識システム「Speech On-Device」を提供する。
米Google Cloudは10月11日(現地時間)、トヨタとのパートナーシップを強化すると発表した。トヨタ北米法人が2023年に発売する製品のうち、「カローラ」「LEXUS NX」などにインターネット接続が不要なAI音声認識システム「Speech On-Device」を提供する。
カローラやLEXUS NXに加え、23年に発売する「タンドラ」「セコイア」「LEXUS RX」、4月に発表した新型EV「LEXUS RZ」などにもSpeech On-Deviceを活用した音声サービスを搭載予定。Speech On-Deviceはインターネット接続を必要とせず、トンネルや電波の届きにくい場所でもAIアシスタントの音声認識・音声合成機能を従来と同等の品質で使えるという。
Google Cloudは過去にもネット接続が必要な音声認識サービス「Speech-to-Text」をトヨタに提供。トヨタも一部車種の車載システムに活用しているという。
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