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中判でしか撮れない絵がそこにある、ハッセルブラッド「X2D 100C」を試した荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/8 ページ)

この連載では初となるハッセルブラッドである。「X2D 100C」は1億画素センサーを搭載しながら、ボディ内手ブレ補正を持ち、AFも快適で、幅広く使えるカメラなのだ。手にしてみると、これが実に良いのである。

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コンパクトな薄いボディに1TBの内蔵ストレージ

 まず、すごく薄いアルミ削り出しのボディがいい。さすが北欧デザイン……ってすぐ北欧とひとまとめにしちゃうのは良くないのだけど、従来のカメラのデザインにとらわれない薄くてしゅっとしたボディがなかなかカッコいい。

 何しろ「HANDMADE IN SWEDEN」である。


グリップ部のこの曲線がいい。オレンジ色のシャッターボタンにはハッセルブラッドのロゴがはいっている。しかもアルミ削り出しのボディには「HANDMADE IN SWEDDEN」

 ボディは約790gとなかなか軽い。

 正面から見るとそのシンプルさがよく分かる。マウント部にグリップが付いたという感じだ。

 センサーサイズは43.8×32.9mmでアスペクト比は4:3。おそらくは同じ1億画素を持つ「GFX100S」と同じ裏面照射型のセンサーだろう。

 これで5軸7段分のボディ内手ブレ補正対応である。


正面から見ると大きなマウントに大きなセンサー。その横にグリップがあるが、全体としては非常にミニマムな仕上がりなのが感じ取れる。

 上から見ると撮影モードダイヤルすらないシンプルさ。

 上面のモニターは普段はこのように撮影情報表示。


真上から見るとボディの薄さがよく分かる。撮影モードダイヤルもないほどだ。モニターには撮影情報が細かく表示される。

 このモニター、充電中はこのようにどこまで充電できてるか表示してくれるのはうれしい。


モニターはカラーで、充電中は充電量まで細かく表示してくれるのがうれしい

 右手前の電源ボタンは、長押しすると電源のオンオフ。完全にオフにしちゃうと起動にちょっと時間がかかる。短押しでスリープとその解除となるのでそこは使い分けたい。

 Mボタンを押し、ダイヤルを回すと撮影モード変更。ISO/WBボタンは1回押すとISO感度、もう1回推すとWBと順繰りに切り替わる方式だ。

 続いて背面。これがまたさらにシンプル。

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