速報
NVIDIA、「GeForce RTX 4080(12GB)は発売しない」
NVIDIAは、11月発売予定だった新型GPU「GeForce RTX 4080(12GB)」の発売を取りやめた。価格は16万4800円からになる予定だった。RTX 4080(16GB)は21万9800円からで11月16日に発売する。
米NVIDIAは10月14日(現地時間)、9月に発表した新型GPUのうち、最も安い価格設定の「GeForce RTX 4080(12GB)」は発売しないことにしたと発表した。
発表段階では、GeForce RTX 4080には16GBと12GBの2モデルがあったが、スペックはかなり違うものだった。
「RTX 4080(12GB)は素晴らしいGPUだが、モデル名が適切ではない。4080を冠するGPUが2つあるのは混乱を招く」ため、「“アンローンチ”ボタンを押すことにした」と説明した。
確かに、RTX 4080の16GBモデルは9728のCUDAコアとMicron製GDDR6Xのメモリを搭載する一方、12GBモデルは7680のCUDAコアとMicron製GDDR6Xメモリを採用しており、コアの仕様がかなり異なる。
日本での12GBの販売価格は16万4800円からになる予定だった。
RTX 4080(16GB)の価格は21万9800円からで、予定通り11月16日に発売される見込みだ。
12GBモデルを名前を変えて発売するのかどうかは今のところ不明だ。
関連記事
- 「GeForce RTX 4090」正式発表、前世代より最大4倍速く 29万8000円 「4080」も登場
米NVIDIAが新型GPU「GeForce RTX 4090/4080」を発表した。24GBのVRAMを搭載した4090は、10月12日発売で価格は1599ドル(国内価格は29万8000円)から。 - NVIDIA、“メタバース構築SaaS”発表 現実似の仮想空間でロボットや自動運転を自由に実験 3D作品の共同編集も可能に
米NVIDIAは、同社初のSaaS製品「Omniverse Cloud」を発表した。仮想空間を構築する専用プラットフォーム「Omniverse」のIaaSモデルで、ローカルコンピュータの性能を問わず、Omniverse上で3Dアプリケーションなどの共同設計を実現するという。 - Meta(旧Facebook)、メタバース構築に向けてNVIDIAと共同で高速AIスパコン構築中
Meta(旧Facebook)は「AI Research SuperCluster(RSC)」を発表した。NVIDIAのGPUシステムを採用しており、2022年半ばに完成の見込み。有害コンテンツの特定に役立ち、メタバース構築を支える。 - GPUの価格は下落傾向? 海外誌が報道 暗号通貨の下落も一因か
ついにNVIDIAとAMDのGPUの実売価格が下がり始めている──米The Vergeがそのように報じた。米国とドイツのIT系メディアサイトはそれぞれ、eBayと現地の小売価格を調査したところ、NVIDIA製とAMD製の新品のグラフィックスカードの価格下落を確認したという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.