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「バブルの終焉!?」市場が動揺したテンセントNFT取引所の閉鎖<中国NFTマーケット事情・後編>浦上早苗の中国式ニューエコノミー(1/5 ページ)

2021年に中国で発行されたNFTは456万点、発行総額は約30億円。26年には市場規模が約6000億円に達するとの試算もある。成長を予感させるNFTマーケットだが、テンセントが8月にマーケットプレイスの閉鎖を発表。「ブームの終焉」が危惧されるなか、業界標準を制定する動きも出てきた。

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 経済メディアの中国経済網によると2021年に中国で発行されたNFT(非代替性トークン)は456万点で、発行総額は約1億5000万元(約30億円)に達した。発行した組織・企業は1000を超える。26年には中国のNFT市場規模が300億元(約6000億円)に達するとの試算もある。

 右肩上がりで成長するかのように見えたNFTマーケットだが、業界最大手のテンセント(騰訊)が8月にマーケットプレイスの閉鎖を発表し、「ブームの終焉」が危惧されている。一方で、より長期的な産業の発展を目指し、業界標準を制定する動きも出てきた。<前編はこちら


テンセントが8月、NFTマーケットプレイス「幻核」の運営停止を発表した。右肩上がりで成長するかのように見えたNTFマーケットは、ブームの終焉が危惧されるなか、業界標準策定の動きもある
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