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宅配業者かたる偽SMS、相談件数が3倍に 逆にEmotetは急減少 IPAがまとめ
IPAが発表した「情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況」によると、宅配業者や通信事業者をかたる偽SMSに関する相談が7〜9月の3カ月で280件に上った。これは前四半期比で約3.1倍に相当する。
情報処理推進機構(IPA)が10月18日に発表した「情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況」によると、宅配業者や通信事業者をかたる偽SMSに関する相談が7〜9月の3カ月で280件に上った。これは前四半期比で約3.1倍に相当する。
偽SMSに関する相談は2021年第3四半期(7〜9月)以降、四半期当たり67〜161件だった。特にAndroidスマートフォンユーザーからの相談が多く、22年第3四半期に寄せられた相談280件中201件はAndroidスマホユーザーだった。
その他、不正ログイン被害の相談や「ウイルスを検知した」とする偽警告で不安をあおってサポート契約を結ばせる手口の相談などが微増した。
一方、猛威を振るったコンピュータウイルス「Emotet」に関する相談は22年第1四半期(1〜3月)の656件をピークに急激に減少。第3四半期の相談件数は25件だった。
IPAは各サイバー攻撃について手口や問題が起きた際の対処法の解説、注意喚起を行っている。
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