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米NASA、UFO研究チームを発足 研究結果は2023年に一般公開へ
米航空宇宙局(NASA)は、未確認飛行物体(UFO)や未確認航空現象(UAP)などを研究するチームを発足した。研究結果は2023年半ばに一般公開する予定。
米航空宇宙局(NASA)は10月21日(現地時間)、未確認飛行物体(UFO)や未確認航空現象(UAP)などを研究するチームを発足したと発表した。航空機の安全を確保する研究の一環。研究結果は、2023年半ばに一般公開する予定。
メンバーは16人。大学・研究機関の科学者に加え、データ解析やAI開発の専門家、宇宙開発事業を手掛ける企業などから選出した。研究チームは約9カ月間、民間機関などが収集してきたデータなどを分析し、UFO研究に向けた基礎の構築を目指す。
NASAの科学ミッション局の副長であるトーマス・ザブーチェンさんは「未知の宇宙と大気を探索することは、NASAの中でも重要な目的」とし、「UAPに関するデータを理解することは、空で起きていることについて科学的な結論を導くために非常に重要である」とコメントしている。
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