ニュース
AIで作ったフリー画像を配布、無料素材サイトの「ぱくたそ」から 既存の写真を活用して生成
フリー素材サイトのぱくたそが、画像生成AIで作った画像素材の無料配布を始めた。既に公開している写真のうち、撮影者などの許可が得られたものを基にAIで画像を生成。さらに加工したものを配布している。
フリー素材サイトのぱくたそは10月25日、画像生成AIで作った画像素材の無料配布を始めた。既に公開している写真のうち、撮影者などの許可が得られたものを基にAIで画像を生成。さらに加工したものを配布している。
27日時点ではファンタジー風の花畑や本棚、街並みの画像などを配布している、いずれもぱくたそが提供する他の画像同様「公序良俗に反する使い方はしない」などの規約を守れば無料で使える。商用利用も可。ただし素材をそのまま販売はできない。
AI画像生成ツールでは、文章から画像を生成する(text-to-image)他に、既存の画像をベースに新たな画像を生成する手法(image-to-image)もある。ぱくたそは素材の再配布が可能なライセンスを取得し、後者の手法で画像を生成したという。ただし利用した画像生成ツールは明らかにしていない。
関連記事
- 「イラストやデザインの仕事は退屈」──Stable Diffusion開発元の代表インタビュー記事が話題
「イラストやデザインの仕事は退屈」──画像生成AI「Stable Diffusion」の開発元でAIスタートアップ企業である英Stability AIのエマド・モスタークCEOのインタビュー記事がTwitter上で話題になっている。 - まさに「世界変革」──この2カ月で画像生成AIに何が起きたのか?
2022年8月22日。日本時間にして午前4時ごろ、「世界変革」はついに実行された。「どんな絵も描ける」AIである「Stable Diffusion」がついにオープンソースとして公開されたのだ。そこからの2カ月を振り返る。 - ストック素材大手Shutterstock、「DALL・E 2」ツール提供へ 学習用画像貢献者には報酬
ストック素材大手のShutterstockは、OpenAIとの提携により画像生成AIシステム「DALL・E 2」採用ツールの提供を発表した。ShutterstockのコンテンツはDALL・E 2の学習に大きく貢献している。同社はまた、学習用コンテンツを提供するアーティストに報いるシステムも構築したとしている。 - pixiv、AIイラスト急増で機能改修 検索フィルター、専用ランキングなど実装へ
ピクシブが「pixiv」を、AI生成作品と人間の作品をすみ分けできるよう機能改修すると発表した。10月下旬に、検索時のフィルタリングやAI生成作品限定のランキング機能などを追加する。 - Adobe、画像生成AIを開発へ 倫理や法律面で“透明性”高めたクリエイターのためのツール目指す
米Adobeは、クリエイター本位の画像生成AIを開発すると発表した。倫理や法律などの側面において透明性を持つ画像生成AIツール開発し、クリエイターが正当な利益を得られる仕組みの構築を目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.