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マスク氏買収のTwitterから脱出図る? マストドンが「負荷急増」
「ここ数日、ユーザー数の急増により、一部のサーバーに非常に大きな負荷がかかっています」――分散型SNS「マストドン」が表明。
「ここ数日、ユーザー数の急増により、一部のサーバーに非常に大きな負荷がかかっています」――分散型SNS「Mastodon」(マストドン)のTwitterアカウント(@joinmastodon)に10月31日、こんなツイートが投稿された。
イーロン・マスク氏がTwitterを買収したことが28日までに判明しており、Twitterの今後を不安視したユーザーが、代替としてMastodonに興味を持っているようだ。
Mastodonは、2017年にブームを起こした、TwitterライクなSNS。一企業が提供するTwitterと異なり、サーバ(インスタンス)が分散しており、誰でもインスタンスを立ち上げることができる。インスタンス間での連携も可能だ。
今回のアクセス集中を受け、MastodonのTwitterアカウントは「どのサーバにサインアップしても、同じ分散型ネットワークにアクセスできることを忘れないでください。人気のものを選ぶ必要はありません!」とユーザーに呼び掛けている。
また、Mastodonが単一のサイトではない理由を改めて説明。「1つのサイトだと、大きなコンピューティングパワーやインフラを維持するために多額の資本と収益化が必要。広告が多く表示され、広告効果の確認のために人々のプライバシーも侵害される」などとし、分散型ならそうした恐れがないと主張している。
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