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Googleのスマスピにペアレンタル機能 子供向けの回答制限など
Googleアシスタントにペアレンタルコントロール機能が追加される。子供に対する回答や再生する動画、電話をかけることを制限できる。「Voice Match」への登録が必要だ。
米Googleは11月2日(現地時間)、スマートスピーカー(スマスピ)などに搭載する「Googleアシスタント」にペアレンタルコントロールを導入すると発表した。向こう数週間以内に、AndroidおよびiOSの「Google Home」「Family Link」「Googleアシスタント」アプリでメディア設定の変更、特定のアシスタント機能の無効化、子供が利用できる時間帯の設定を行えるようになる。
これにより、以下の設定が可能になる。
- 子供がアクセスできる音楽および動画配信サービスの選択
- 子供が端末でニュースやポッドキャストを再生できるようにするかどうかの設定
- アシスタント経由で電話をかけることの制限
- アシスタントから得られる回答の種類の選択
また、質問者が子供の場合、アシスタントの回答を平易なものにする機能も追加する。そのための「Kids Dictionary」を導入する。
Kids Dictionaryを有効にし、子供の声を「Voice Match」に登録しておくと、子供が音声で質問すると回答が子供向けのものになる。
さらに、英語版では新たに4種類の子供向け音声も登場する。いずれも「大好きな先生のように」ゆっくりと表現豊かに話す。
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