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Googleのペアレンタル機能「ファミリーリンク」、13歳以上18歳未満も管理可能に
子どもの端末利用時間やダウンロードアプリを監視・管理するためのペアレンタルアプリ「ファミリーリンク」で、13歳以上の子どもの端末も管理できるようになった。13歳以上になると子どもは管理を停止できるが、停止すると一定期間端末にロックがかかる。
米Googleは9月18日(現地時間)、子どもに持たせるAndroid端末を保護者が管理するためのサービス「Family Link(日本では「ファミリーリンク」)」のサポート年齢を、従来の13歳未満から18歳未満に引き上げたと発表した。
Family Linkは、2017年3月に米国で提供開始したサービス。あらかじめアプリに登録したGoogleアカウントの端末を子どもに与え、その端末でのアプリインストールや使用時間を監視・管理する。リモートロック機能もある。
13歳未満の場合は子ども側から管理を停止することはできないが、13歳以上の場合は停止できる。子どもの13歳の誕生日が近づくと、保護者による管理を停止するか引き続き管理されるかを選ぶよう促される。子どもが管理停止を選んでも、保護者は子どもの端末のアプリを使って管理ツールを再度有効にできる。それでも子どもが管理停止を選ぶと、保護者に停止したという通知が届き、子どもの端末は一時的にロックされ、使えなくなる。「最終的には、家族で話し合い、ルールを決める必要がある」という。
また、ChromebookもAndroid端末と同様にFamily Linkアプリで管理できるようになった。Chromebookの使用時間と使えるアプリを保護者が管理できる。
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