ライカレンズを装着できるスマホ「Xiaomi 12S Ultra Concept」から見える未来【撮例あり】(2/2 ページ)
中国のスマートフォンメーカー、Xiaomiが2日に公開した「Xiaomi 12S Ultra Concept」はなんとライカレンズをそのまま装着できるスマホ。今回は撮影サンプルを入手できたので紹介したいと思います。
とはいうものの、どんなレンズを使ったのかは不明ですし、撮影後に後処理しているかどうかも不明というものではあります。ということで、あくまでもコンセプトモデルの参考データとして見ていただければと思います。でも、写真から伝わってくる線のきれいさや色味の美しさ、モノクロのきれいさがあり、あの製品写真からから想像できる写真になっていると思います。4枚ほどご覧ください。
やはりスマホで撮影した写真とは思えないレベルですよね。
Xiaomiは、現状発売する予定はないと言っていますが、ライカのMマウントで使うことができれば、ライカ以外の世界中にあるたくさんの魅力的なレンズを使うことができるようになるわけです。
またMマウントであれば、ライカ以外のオールドレンズでも使えるのではないかとどうしても考えてしまいます。ミラーレスカメラが登場して、一眼レフカメラ時代とは違うオールドレンズのブームが起きたように、スマホでオールドレンズを使うという遊びもいいなと妄想してしまいますね。
Xiaomi 12S Ultra Conceptは、すでに今のミラーレスカメラが持っているようなフォーカススピーキング機能を持ち、10bitのRAWファイルを扱えるとされていますから、あながち妄想とも言い難いわけです。そのデータをさらにスマホのコンピューティングパワーであと処理もできるわけです。
スマホにまともなレンズさえ装着できれば、面白いことになると考えたのは、なにもXiaomiだけではありません。過去にアンドロイドカメラとか、スマホケース経由でiPhoneでレンズを使う試みなともありました。
ただスマホメーカーが、見た目には冗談のように見える製品をコンセプトモデルとはいえ公開したことにはインパクトがあります。デジカメがスマホ化するのが先か、スマホがデジカメ化するのが先なのか、そんなことを考えるのも楽しいわけですが、そこにXiaomiは1つの回答を示したようにも思えます。今、とにかく一度試してみたいスマホ1位であることは間違いないでしょう。
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