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無料版「マネーフォワード ME」の口座連携数に制限 12月から4件に
マネーフォワードは、個人向けの資産・家計管理ツール「マネーフォワード ME」で無料会員の機能に制限を設けると発表した。無料会員の金融関連サービスの連携可能数を10件から4件に変更する。
マネーフォワードは11月7日、個人向けの資産・家計管理ツール「マネーフォワード ME」で無料会員の機能に制限を設けると発表した。無料会員の金融関連サービスの連携可能数を10件から4件に変更する。適用は12月7日から。
上限設置の背景には、データ量増加に伴う保守・運用コストや、API連携にかかるコストの上昇があるという。同社は「この先も全てのユーザーへ安定的なサービス提供や、ニーズに応じた改善・開発を継続的に行うため、この度、無料会員の金融関連サービス連携上限数を変更する」と説明している。
12月7日以降、5件以上の金融機関と連携するには、有料のプレミアムサービスを利用する必要がある。無料で使い続けたい場合は連携先を4件までに絞る必要があるという。今回の変更に伴い、無料ユーザーにはプレミアムプランを30日間で無料で利用できるクーポンを配布する予定。
マネーフォワード MEは、2012年12月に提供を始めた個人向けの資産・家計管理ツール。銀行やクレジットカード、ECサイト、証券など2570以上(9月30日時点)の金融関連サービスから入出金履歴や残高、購入履歴などを取得し、家計簿を自動で作成できる。利用者数は2021年4月時点で1200万人、そのうちプレミアム会員数は30万人を突破しているという。
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