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LINEのスマートスピーカー終了でも、スマートホームの未来は明るいワケ:知らないと損!?業界最前線(1/4 ページ)
LINEは10月26日、スマートスピーカー「CLOVA」の販売を31日に終了し、音声操作機能も2023年3月30日に終了すると発表した。現在の日本市場ではスマートスピーカーやスマートホームに停滞感がある。そこでスマートスピーカー市場の現在と、スマートホームの明るい未来を紹介したい。
10月26日、無料通信アプリを手掛けるLINEは、AIアシスタントで音声操作ができるスマートスピーカー「CLOVA」の販売を31日に終了すると発表した。さらにCLOVAデバイスによる音声操作機能「CLOVA Assistant」も2023年3月30日に終了するという。スマートスピーカーを17年10月にAmazonやGoogleに先駆けて発売してから約5年での終了となった。
LINE広報によると、終了するのはCLOVAデバイスの販売と「CLOVA Assistant」機能の提供のみで、AI技術を活用した音声記録管理サービス「CLOVA Note」や法人向けの「CLOVA OCR」などのサービスは継続するそうだ。
LINEはスマートスピーカーからの撤退に関して詳細を公表していないが、Google HomeやAmazon Alexaなど、グローバルで展開するAIアシスタントとの競争に勝てなてないと判断した、と考えるのがよさそうだ。
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