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“イラレ”風ソフト「Affinity Designer」に新バージョン 引き続き買い切り 旧版は今後も利用可能
「Adobe Illustrator」のような画像編集ソフト「Affinity Designer」がアップデート。これまで搭載していなかったナイフツールが利用可能になった。
英Serifは11月9日(日本時間)、「Adobe Illustrator」風の画像編集ソフト「Affinity Designer」の新バージョン「V2」をリリースした。これまで搭載していなかったナイフツール(テキストや図形など切断する機能)を使えるようにした他、UIも刷新。旧バージョンから引き続き買い切り型で、価格はWindows/Mac版が1万800円、iPad版が3200円。
ナイフツールに加え、DXFやDWGなどのAutoCAD向けファイルを元データのレイヤー構造や縮尺を維持しながらインポートできる機能も搭載。オブジェクトの線の長さ・距離などを測定できる「測定ツール」なども利用可能にした。
「Adobe Photoshop」風の「Affinity Photo」や「Adobe InDesign」風の「Affinity Publisher」もV2にアップデート。PublisherはこれまでリリースしていなかったiPad版の提供も始めた。3ツール全てを使える「ユニバーサルライセンス」も2万6800円で販売。30日間の試用版は無料で提供する。旧バージョンのアップデートは停止するが、今後も利用は可能。
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