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SNS流行語大賞に「AI絵師」「ひろゆきメーカー」ノミネート 11月下旬に発表
2022年の「SNS流行語大賞2022」にノミネートされた30語が発表され、「AI絵師」「おしゃべりひろゆきメーカー」などが選ばれた。
2022年の「SNS流行語大賞2022」の30語が11月17日に発表され、「AI絵師」「おしゃべりひろゆきメーカー」などが選ばれた。
SNS流行語大賞は、Twitter上で多く投稿されたワードを、SNSコンサルティングサービスなどを提供するイー・ガーディアン(東京都港区)が調査し、選定しているもの。2022年度は30ワードを選出した。
「AI絵師」はイラスト生成AIやAIを使ってイラストを制作するユーザーなどを指す言葉。8月ごろから「Midjourney」や「Stable Diffusion」「mimic」「Novel AI」などさまざまなイラスト生成AIが登場し話題になった。
中でもNovel AIの登場時には「二次元美少女に強い」という評価もあり「AI絵師」がTwitterでトレンド入り。一方、AIで生成したイラストは権利面などの不安からピクシブやSkebといったイラストを扱うWebサービスなどが、その扱いについて声明を出すなど、業界にも影響を及ぼしている。
「おしゃべりひろゆきメーカー」は、音声合成AIを開発するCoeFont(東京都港区)が提供する音声合成サービス。匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者として知られる西村博之(ひろゆき)さんの声を再現したもので、TwitterやYouTubeなどで創作に使われている。
SNS流行語大賞は11月下旬に発表する。
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