ニュース
スマホ通信障害に備えてサブ回線を契約した人は16%、乗り換えたケースも MMD研究所が調査
MMD研究所の調査で、スマートフォンの通信障害のリスクに備えサブ回線を契約している人が16.0%、乗り換えた人が7.1%に上ることが分かった。
スマートフォンの通信障害のリスクに備えサブ回線を契約している人は16.0%、乗り換えたのは7.1%──MMD研究所は11月18日、そんな調査結果を発表した。
過去の通信障害により影響を受けたスマートフォンユーザー660人を対象に、10月18日から25日にかけて調査を実施。復旧まで何もせずに待ったのは26.5%、73.5%の人は復旧までに何かしらの対応をしていた。
対応の内容は、自宅のWi-Fiなどでデータ通信をした(36.7%)、公衆Wi-Fiでデータ通信をした(16.9%)、サブ端末でデータ通信をした(15.1%)などが挙がっている。
通信障害に備えるために取った対策としては、メイン回線とは別の通信キャリアが提供する回線をサブ回線として契約した(16.0%)、デュアルSIMやeSIMに対応した端末を購入した(13.1%)、他社回線に乗り換えた(7.1%)だった。
モバイル端末の通信障害を巡っては、7月にauで大規模な通信障害が発生して以降、総務省と携帯キャリア各社がキャリア間ローミングについて検討を進めている。
関連記事
- 微増益になるはずが──KDDI、障害対応・燃料高騰で約150億円消える 今後の対策にも500億円
KDDIが発表した2023年3月期上期決算は増収減益となった。7月に発生した大規模通信障害の補填や対応費用に加え、燃料の高騰が重なり、最終的には150億円近い営業利益が消えた。 - ITインフラの障害時、「今どうなってるんだおじさん」にならないために 必要な心構えを考える
auの大規模障害で話題になった「今どうなってるんだおじさん」。実は、携帯回線以外のインフラでも起こる問題でもある。今どうなってるんだおじさんにならないためには、どんな心構えが必要なのか考える。 - 楽天の通信障害は「重大な事故」 寺田総務大臣が苦言 「周知広報も遅れ遺憾」
総務省の寺田稔大臣が、楽天モバイルが9月4日に起こした通信障害について、電気通信事業法が定める「重大な事故」に当たるとの認識を示した。今後の報告を踏まえて対応を検討するという。 - NURO 光が遅い? 盆休み中に報告増加 原因は不明
Twitterで「NURO 光の通信が不安定」「通信速度が遅い」といった報告が増えている。固定回線ながら下り速度が数Mbps程度まで下がるとするツイートもある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.