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中国VRの「PICO4」、「Meta Quest」に追いつくための2つの条件:浦上早苗の中国式ニューエコノミー(2/5 ページ)
中国・バイトダンス傘下の「Pico Technology」が9月下旬、VRヘッドセット「PICO 4」を発表した。VR市場は急成長しているが、ヘッドセットはMetaの「Meta Quest」シリーズがライバル不在の強さを見せる。PICO 4は市場の勢力図を変えることができるのだろうか。
Meta Quest 2をベンチマーク
Picoは9月下旬、日本などグローバルでPICO 4を大々的に発表した。「軽量な本体」が最大の特徴で、パンケーキレンズと光学技術により、「Meta Quest 2」と比較して約40%薄くなり、本体のみの重量を295gに抑えた。
価格は、ストレージ容量128GBのモデルが4万9000円。Meta Quest 2が今年8月に日本での価格を大幅値上げしたこともあり、PICO 4の方が1万円以上安くなった。
Pico創業者の周宏偉氏は中国での発表会で、性能や価格でMeta Quest 2をベンチマークにしたと明かし、「PICO 4によってVRの大衆化が始まる。多くの人にとって、初めて所有するVR端末になるだろう」と述べた。PICO 4は10月に欧州13カ国と日本、韓国で発売され、年末までにシンガポールとマレーシアでも投入される。
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