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「Stable Diffusion 2.0」リリース 高品質化、アダルト排除、解像度アップ、奥行推定など機能追加
英Stability AIが画像生成AI「Stable Diffusion」のバージョン2.0をリリースした。生成画像の高品質化に加え、アダルトコンテンツの排除、画像内容の奥行きを保持しながらの画像変換などの新機能を追加した。
AIスタートアップ企業の英Stability AIは11月24日(現地時間)、画像生成AI「Stable Diffusion」のバージョン2.0をリリースした。
バージョン2.0では生成画像の高品質化に加え、アダルトコンテンツの排除、出力画像の一部差し換え、入力画像の高解像度化、画像内の奥行きを保持しながらの画像変換、などの新機能を追加した。
高解像度化機能は、画像の解像度を4倍に拡大する機能。画像をそのまま拡大するのではなく不明瞭な部分を補完して、詳細に描き直す。
奥行推定機能では、画像内に映る物体の配置など奥行きの情報を推定し、その配置を保持したまま画像の内容を変換できる。
バージョン2.0は現行版と同様に、GitHub上でオープンソースソフトウェアとして提供する。
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