楽天カード2枚持ち、150万枚突破 1人あたり決済額も増加
楽天カードの規模拡大が順調に進んでいる。2021年6月に、一般的には認めないカード会社も多い“1人での2枚持ち”を推進。その結果、1年間で2枚めの楽天カード発行枚数は150万枚に達した。
楽天カードの規模拡大が順調に進んでいる。2021年6月に、一般的には認めないカード会社も多い“1人での2枚持ち”を推進。その結果、2枚めの楽天カード発行枚数は、1年間で150万枚に達した。
楽天カードの発行枚数は6月末時点で2669万枚。うち150万人が2枚目を保有しているため、全体の約5.9%が“2枚持ち”をしている計算になる。
楽天カードによると、2枚持ちのニーズは「異なる国際ブランドを保有したい」「用途に合わせて使い分けたい」というもの。150万枚のうち84%は、異なる国際ブランドのカードを保有している。
用途に合わせた使い分けとは、1枚を固定費専用、2枚目を変動費用に使い分けたり、1枚めを投資用、2枚めを買い物用として引き落としの銀行口座を変えたりする方法だ。こうした取り組みの結果、1人あたりの決済金額が増加し、ユーザーはより多くの楽天ポイントがたまるようになったという。
楽天カードの発行枚数は直近2年間、平均で前年比15.3%のペースで増加している。取扱高のほうは、同時期前年比26.3%のペースで増えており、一人あたりの決済額も、20年1-3月の月額4.6万円から、直近22年4-6月の5.9万円へと増加している。
楽天カードは中期計画として「発行枚数3000万枚」「ショッピング取扱高30兆円」「取扱高シェア30%」を掲げ、「トリプル3」と呼んで推進している。22年9月末で、発行枚数は2751万枚、取り扱い高は四半期で4兆5630億円、シェアは23%まで増加している。
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