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東北電力と東京ガスが出資した新電力が破産
東北電力と東京ガスが出資した新電力会社のシナジアパワーは、12月1日付で東京地方裁判所に破産手続開始の申し立てを行った。長引く燃料価格の高騰などで事業の継続が難しくなり、11月末でサービスを終了していた。
東北電力と東京ガスが出資した新電力会社のシナジアパワー(東京都台東区)は、12月1日付で東京地方裁判所に破産手続開始の申し立てを行った。長引く燃料価格の高騰などで事業の継続が難しくなり、11月末でサービスを終了していた。
電力小売市場の競争激化や卸電力市場の高騰、直近のロシアによるウクライナ侵攻に伴う燃料価格の急騰を受け、逆ざやの状態が続いていた。やむなくサービスを終了したものの、顧客企業の一部から電力受給契約の債務不履行で損害賠償や協議を求められ、残った資産を公平に分配するため破産による会社清算を選択した。
シナジアパワーは東北電力と東京ガスが折半出資で2015年に設立した小売電気事業者。「エネルギーのプロ」による電力サービスをうたい、関東圏で主に法人向けの高圧/特別高圧電力を販売していた。
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