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Telegram、SIMなしでも利用可能に(仮想電話番号購入で)

これまでSIM必須だったメッセージングサービスTelegramが、SIMなしでアカウント作成を可能にした。分散型オークションサイトFragmentで購入する専用仮想番号を使う。

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 ロシア発でドバイに拠点を置くTelegramは12月7日(現地時間)、これまでSIM内蔵端末からのサインアップが必須だったメッセージングサービス「Telegram」で、SIMなしでもアカウントを作成できる機能を追加したと発表した。

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 Telegram創業者のパーヴェル・デュロフ氏が11月に立ち上げた分散型オークション プラットフォーム「Fragment」でサインアップ専用の仮想電話番号を購入し、それを使ってサインアップする。FragmentはToncoin(TON)ベースで、これまではTelegramで使うユーザー名のオークションを展開してきた。

 TONのウォレットを作り、これをFragmentのサイトにリンクすれば、仮想番号を購入できる。ランダムな番号であれば9TON(本稿執筆現在、約2300円)で購入可能だ。

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Fragmentの仮想番号マーケット

 この番号はTelegramのサインアップにしか使えないが、携帯番号を厳重に管理したいユーザーにとっては便利だろう。

 Telegramは6月には有料のサブスクリプションサービス「Telegram Premium」を立ち上げている。デュロフ氏は自身のTelegram投稿で、Telegram Premiumの加入者は100万人を超えたと語った。

 「ユーザーを収益のためのツールとみているアプリもあるが、われわれは収益をユーザーのためのツールだとみている」(デュロフ氏)

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