CI/CDサービスを提供する米CircleCI(サークルシーアイ)は12月7日(現地時間)、レイオフへの着手を発表した。人員の17%を削減するという。Twitterでは社員とみられるアカウントから「レイオフの対象になった」とする声が相次いでいる。
対象の社員は12月15日までに解雇。給与も同日までの支払いとなる。ただし退職手当として、基本給を含む支援を最低で12週間提供するという。3年以上勤務している場合、1年ごとに支給期間を2週間延長する。健康保険は12月末まで継続。退職後6カ月間は保険料も支払う。その他、再就職の支援なども実施するという。
同社はレイオフの背景について、長期的な見通しは引き続き良好とした上で、米国IT市場全体の先行きが不透明であると説明。「企業はかつて、どんなにコストをかけたとしても、成長することで称賛を受けた。しかしマーケットの期待は急激に変わっており、現在は効率を最大化することが重視されている」としている。
米国IT業界では11月以降、人員削減が相次いでいる。米Twitterではイーロン・マスクCEOが11月4日に社員の大規模な解雇に着手。9日には米Bloombergが米Salesforce.comによる数百人規模の人員削減を報じた他、Metaも人員の約13%をレイオフした。
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