日産と三菱の軽EVが「日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞 軽の受賞は初
日産自動車の軽EV「サクラ」が「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」と、軽自動車カテゴリーの「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
日産自動車は12月8日、同社の軽EV「サクラ」が「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」と、軽自動車カテゴリーの「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。兄弟モデルの三菱「eKクロス EV」も同じく受賞している。
受賞理由として日本カー・オブ・ザ・イヤーは、「日本独自の軽自動車規格を採用し、現実的な車両価格でバッテリーEVを所有するハードルを下げ、日本でのバッテリーEV普及の可能性を高めた」とした他、「本格的な脱炭素時代を前に、減少するガソリンスタンドや公共交通などの衰退も予想される状況で、軽自動車+バッテリーEVという組み合わせは、高齢者を含めた多くの人の移動の自由を担保するだけでなく、社会的課題解決への可能性を示している」としている。
また、走行性能や全方位運転支援システムなど充実した安全装備も評価ポイントになっているという。
サクラは、日産が5月に発表した軽規格のバッテリーEV。航続距離は最大180kmに抑えられているが、国の補助金を使うと実質178万円から購入できる(自治体の補助金を組み合わせるとさらに実質価格は下がる)など、日常の足にフォーカスしたパッケージに加え、電動化による性能向上などが注目を集め、発売後3週間で1万1000台を受注するなど好調な滑り出しを見せていた。
なお、輸入車を対象とした「2022-2023 インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」もEVが受賞している。今年はヒョンデのEV「IONIQ 5」が獲得した。
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