DX人材育成にかける予算、2位は「1人当たり50万円以上〜100万円未満」 1位は?
企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成にどれだけコストをかけているのか──2位は「50万円以上〜100万円未満」。1位は?
企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成にどれだけコストをかけているのか──パーソルプロセス&テクノロジーがこんな調査結果を発表した。最も多かったのは1人当たり「10万円以上〜50万円未満」(22.8%)。次いで「50万円以上〜100万円未満」(16.9%)だった。
3位は「5万円以上〜10万円未満」(11.6%)、4位は「100万円以上」(8.3%)、5位は「3万円以上〜5万円未満」(4.7%)、6位は「3万円未満」(2.3%)。「決まった予算はない」(19.4%)、「分からない」(14.0%)という回答もあった。
教育内容を聞いたところ、最多は「AI/データ」(46.5%)。2位は「DX企画」(38.8%)、3位は「DX基礎知識」(35.3%)だった。以降は4位に「プロジェクトマネジメント」(35.0%)、5位に「プログラミング」(34.7%)などが入った。
「情報セキュリティ」(32.8%、6位)、「クラウド技術」(28.3%、12位)、「ノーコード・ローコード開発」(26.1%、13位)、「BIツール」(20.6%、16位)なども上位だった。
役職層別の教育方法も集計。経営層、管理職層、一般社員層に聞いたところ、全ての層でトップは「自社のe-ラーニング」(順に59.3%、46.7%、50.8%)だった。ただし2位以下は異なる結果に。
例えば経営層と一般社員層は2位が「自社内製の研修」(順に52.9%、45.1%)、3位が「社外の専門家による研修」(同42.2%、40.7%)だった。一方で管理職層は2位が「社外の専門家による研修」(46.3%)、3位が「自社内製の研修」(43.9%)だった。
調査は9月27日から29日にかけて実施。従業員数100人以上の企業に勤める20〜60代の会社員・経営者1000人にインターネットでアンケートを取った。
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