読売テレビ、記録媒体を紛失 番組スタッフが電車で居眠り、その間に盗難か 放送前の映像素材などを収録

読売テレビは、同社番組スタッフが映像素材の入った記録媒体を紛失したと発表した。番組スタッフは電車内で居眠りをしており、その間に盗難に遭った可能性が高いとしている。

[松浦立樹，ITmedia]

　讀賣テレビ放送（大阪市中央区、以下読売テレビ）は12月12日、同社番組スタッフが放送前の映像素材が入った記録媒体を紛失したと発表した。紛失したのは10日。記録媒体が入ったカバンごと電車内で紛失した。番組スタッフは電車内で居眠りをしており、その間に盗難に遭った可能性が高いとしている。

読売テレビの番組スタッフが放送前の映像素材が入った記録媒体を紛失（公式Webサイトから引用）

　紛失した記録媒体は、番組スタッフが個人所有していたもので、ロックはかかっていなかった。記録媒体の中には、放送前を含む複数の番組のロケ取材やスタジオ収録した映像素材を収録していた。同社では番組映像素材を社外に持ち出す際、私物の記録媒体の使用を禁止していたが、このルールが守られていなかった。

　記録媒体に含まれていたのは以下の映像素材

• 「大阪ほんわかテレビ」のロケ素材とスタジオ収録素材
• 「ベストヒット歌謡祭直前バズリ動画で徹底解剖SP」のスタジオ収録素材、MV素材
• 「カミオト-上方音祭-2022」のロケ素材

　同社は「関係者の皆さまに深くおわびする。番組映像素材に関する社内ルールの徹底や管理の適正化を図り、再発防止に努める」とコメントしている。

読売テレビが発表した文書