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電車や駅の忘れもの、LINEで問い合わせ→AIが自動照合 京王電鉄が試験導入
京王電鉄は22日、AI忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」を試験導入すると発表した。電車内の忘れ物についてLINEで問い合わせが行える。
京王電鉄は12月22日、find(東京都千代田区)が運営する忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」を試験導入すると発表した。落とし物の問い合わせをLINEで行えるようになる。
落とし主は、findのLINE公式アカウントを友だち追加し、チャットやフォームで忘れ物の情報を入力する。情報を基にfindのサポートセンターがAIを活用して自動照合。見つかった場合は駅や「お忘れ物窓口」で落とし主に引き渡す。
実証実験は2023年2月1日から4月末まで、京王線と井の頭線の全69駅を対象に行う。京王電鉄は「係員の業務削減が可能で、さらに落とし主であるお客様の満足度が向上すると判断した」としている。
京王電鉄はこれまで、落とし主からの問い合わせを電話と各駅の窓口、「お忘れ物取扱所」で受け付けていた。しかし「情報確認から照合に多大な時間がかかる」という課題を抱えていたという。
忘れ物検索サービスを提供するfindは21年12月設立のAIベンチャーで、落とし物クラウドfindの事業化と付随サービスの開発、運営を進めている。
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