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OM SYSTEMロゴの「OM-5」登場 ちょっと地味だけど基本性能の高い手頃な一眼カメラ:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)
「OM SYSTEM」ロゴを付けた初めてのカメラ「OM-5」が登場。名前から「OM-1」の下位モデルを期待した人もいたかと思うが、それは違った。「E-M5 Mark III」の後継機といった内容である。
OM-5はOM-1の下位モデルというよりは“E-M5 Mark IV”だった
OM-5の名を見たとき、「OM-1」をベースにした下位モデルを期待した人もいたかと思うが、それは違った。
OM-5はOM-1の廉価モデルではなく、「E-M5 Mark III」(2019年発売)の後継機といった方がいいだろう。
正面からの写真を以前レビューしたときのE-M5 Mark IIIと比べてみると、そっくりである。ボディのサイズや質量も同じだ。E-M5 Mark IVと思ってよさそうだ。
センサーも以前からのLiveMOSセンサーだし、OM-1で採用された被写体検出AFも未搭載、充電やデータ転送に使うUSB端子も現在主流のUSB Type-Cではなくmicro USBのままだ。
じゃあ新しくなったのはロゴだけ?
いやさすがにそんなことはない。
画像処理エンジンをはじめとする内部の処理は新しくなっており、機能も追加されており、全面的にフルモデルチェンジしたOM-1に比べるとインパクトは弱いけれども進化はちゃんとしてるのだ。
最初に基本的なところから抑えておこう。
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