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「課金しても広告半分」 Twitter Blueにツッコミ相次ぐ 月額980円で完全非表示にはできず

米Twitterが日本でも提供を始めた、Twitterの有料プラン「Twitter Blue」のサービス内容の一部である、広告表示数が“半分”になる仕様に対し、ユーザーからツッコミの声が殺到している。

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 米Twitterが1月11日から日本でも提供を始めた、Twitterの有料プラン「Twitter Blue」のサービス内容に一部ユーザーからツッコミの声が殺到している。月額利用料980円(iOS版のみ1380円)にもかかわらず広告表示数が“半分”になる仕様に対し、ユーザーからは「課金しても広告半分って」などの声が相次いでいる。


11日午後2時過ぎのTwitterトレンド

 Twitter Blueは米国などで先行提供していた有料プラン。加入者はアカウント承認後に青色の認証バッジが表示されるようになる。他にも長時間の動画投稿、ツイート編集、ブックマークのフォルダ機能など利用できる。今後実装予定の特典として、広告半減やフルHD動画の投稿機能を近日中に公開するとしている。


Twitter Blueの機能

 ユーザーからは「金払って広告半分、何がうれしいんだ」「完全非表示にしてよ……」などの不満の声が数多く投稿されており、11日午後1時時点で、Twitterの日本のトレンドは「Twitter Blue」が1位、次いで「広告半分」が2位に入るなど、広告の仕様に話題が集まった。

 一方で、他の特典を歓迎するユーザーもおり、「Twitterは毎日使っているから課金した」「誤字脱字が酷すぎるからツイート編集の為だけに課金したい」「最大で長さが60分まで、ファイルサイズが2GBまでの動画をアップロードできて良い」など肯定的な意見も一部で見られた。

 米国で提供していたBlueでは、10月31日までは特典の1つとして300以上の米メディアの有償記事を広告なしにアクセスできた。その後イーロン・マスクCEO就任後の11月1日から、この特典が事前通告なしになくなったと一部海外メディアが報じていた。

 同日、マスクCEOは「Twitterの現在の青バッジは、でたらめな“領主と農民”システムだ。パワー・トゥ・ザ・ピープル(人々に力を)! (Twitter)Blueを月額8ドルに」と投稿し、認証バッジやBlueの仕様変更を予告。Blueの新構想プランの1つに広告表示を半減することを告知していた。

 また、マスクCEOはTwitterを買収する直前の10月時点で、広告主宛に「Twitterはブランドを強化し、企業を成長させる、世界で最も尊敬される広告プラットフォームになることを目指している」というメッセージも発表している。

 なお、12月20日時点でマスクCEOは後任が見つかり次第、CEO職を辞任し、ソフトウェアとサーバのチームの運営に専念するとツイートしている。マスクCEOがBlueの仕様を大きく変更したように、新CEOの就任後に再びBlueの方針が変わる可能性もあるのかもしれない。

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