検索
連載

これはもう「カメラさん、後はよろしくAF」──キヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R6II」はスタンダード機の決定版か荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/6 ページ)

もしかして、フルサイズミラーレス一眼のスタンダードモデルに決定版が出たかもしれない。キヤノンの「EOS R6 Mark II」である。被写体検出AFが強化され、「自動」モードが付いたのだ。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 ただ、さすがに「自動」よりは優先する被写体を指定した方がしっかり捉えてくれるようで、何を撮るかがはっきりしてるときは被写体を指定した方がいいだろう。

 AFの範囲を画面全体にして完全にカメラ任せにしてAFをSERVOにしてなおかつトラッキングをオンにすると、カメラの方でかなりがんばって被写体を見つけて追いかけてくれる。

 ディープラーニング技術を活用した「EOS iTR AF X」で、大きくスペックアップしたそうで、完全に「カメラさん、後はよろしくAF」だ。


AFモード。AFエリアの指定の他、トラッキング(被写体追従)をするかどうかも選べる

料理だけどちゃんとそれを被写体と認識したの図

柿をあしらったデザートを(24-105mm 65mm 1/80秒 F6.3 ISO1600)

 これもほぼカメラ任せのAFで撮影したクリスマスツリーのオーナメント。レンズはRF85mm F2 MACRO IS STMだ。


駅ビルに設置されたクリスマスツリーのオーナメント。マクロレンズならではの寄りとボケ(85mm 1/125秒 F2.8 +1 ISO10000)

 ときどき「そこまでがんばらなくも、迷ったら素直に中央にフォーカスを合わせてくれていいんですよ」と言いたくなることもあるので、どこまでカメラに任せるかは悩ましいところだけど、スタンダードクラスカメラのAFとしてはピカイチの賢さ。撮りたいものを捉えてくれなかったときは素直に1点AFなどに切り替えるがよし。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る