Twitter、サードパーティアプリ停止は「APIルール施行の結果」(どんなルールかは説明なし)
Twitterで1月12日からサードパーティアプリが利用できなくなっている件について、Twitterが初めてツイートした。古くからあるAPIルールの施行が原因の可能性があるとしている。どのルールかは明示していない。
米Twitterは1月17日(現地時間)、1月12日からサードパーティアプリからの接続に問題が発生している件について、初めてツイートした。
ツイートしたのはTwitterのTwitter Dev(開発者対応チーム)の公式アカウント。「Twitterは、古くからあるAPIルールを施行している。その結果、一部のアプリが動作しなくなる可能性がある」という内容だ。「古くからあるAPIルール」が何を指すのかは不明。開発者ポリシーの該当個所へのリンクもない。
iOS版サードパーティアプリ「Tweetbot」を手掛けるTapbotのポール・ハダド氏はMastodonで「_______という古くからあるAPIルールに違反したことについて、Twitterに公に謝罪したい」と投稿した。同氏はまた、告知ツイートは実際にTwitter Devチームに残っている5人の従業員によるものではないだろうとも投稿した。
Twitterは2018年にサードパーティアプリがTwitter APIにアクセスできる回数を制限する新しいルールを導入したが、これは2021年11月にプライマリAPIにしたTwitter API v2で削除されている。
この件については14日、米The Informationが独自に入手したTwitter社内Slackの情報として、エンジニアの1人が「サードパーティアプリの一時停止は意図的なものだ」と投稿したと報じた。Twitter Dev以外のTwitterの公式アカウントもイーロン・マスクCEOも本校執筆現在、この件については何もツイートしていない。
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