朝日新聞出版は1月19日、総合週刊誌「週刊朝日」を、5月末で休刊すると発表した。1922年2月に創刊した日本最古の総合週刊誌が、101年の歴史にピリオドを打つ。
媒体資料(PDF)によると、2022年7〜9月の平均発行部数は約7万4000部(宅配は1万7000部)。読者の年代は、50代が18.2%、60代が43.8%で、50代以上が6割に上る。
同社の業績は堅調だが、「週刊誌市場の販売部数・広告費が縮小するなか、今後はニュースサイト『AERA dot.』や書籍部門により一層注力していくと判断した」という。
同社が刊行するもう一つの週刊誌「AERA」は、「AERA dot.との連携を強め、ブランディング強化を図る」としている。
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