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紙でできたデジカメで昭和な写真を撮ってみた クランク回して動画撮影も荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/5 ページ)

知る人ぞ知る「PaperShoot」の新型である。数年前に登場した台湾製の究極にシンプルなデジカメ。今回画素数が上がった新バージョンが登場したので使ってみたのだ。

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クランクを回して動画撮影?

 実は動画も撮れる。

 動画を撮る方法はいくつかあるけど、一番の基本は「USBで外付けバッテリーをつなぐと、撮影モードスイッチの3番目(ウォーム)がタイムラプスに、一番右(コールド)が動画用になる」という機能。

 そうするとフルHDで10秒(短くも長くもできません)の動画を撮れる。音声付き。

 さらにオプションで「ハンドクランク」も用意された。


別売りの「ハンドクランク」。これを差し込んで回すのだ

 これ、PaperShootの惹句に差し込んでぐるぐる回すと、動画撮影スピードをコントロールできるという、超アナログなお遊び。

 ハンドクランクを使うには製品に付属するFunctionカード(見た目はSIMカード)をスロットに挿入。


Functionカードを専用のスロットにいれると機能を追加できる

 すると、シャッターを押したとき静止画ではなく10秒分の動画を撮影するようになり、差し込んであるクランクを回すとその速度でコマ速が替わるという仕組みだ。


シャッターボタンで撮影を開始し、このようにクランクを回すのである

 やってみると超面白いんだけど、手ブレ補正機能はゼロなので回す動作でブレます。

クランクを回しながら撮るとこのように速度をコントロールできる動画を撮れるのだ

 これ以外にも、タイムラプスと10秒動画を撮れるようになるカード(外付けバッテリーをつながなくてもよくなる)、レトロフレームのカード、スクエア写真になるカードなども別売りで用意されている。


5枚のファンクションカードが入ったファンクションカードセットも用意されている

 さらに、磁石でくっつくコンバージョンレンズやレンズキャップ、DIY用ケース、クリアケース、その他もろもろオプションはものすごく多い。


クリアケースと広角・マクロレンズがセットになったキットもある

 紙製のケースもレトロなものからアーティスティックなものまで多彩な中から選べるし、着せ替えも自由だ。


着せ替え用のケースはたくさん用意されており、選ぶのも楽しい

 あとはもう自由に。なにしろDIY色が強い基板1枚カメラなので使う人のアイデアとセンス次第だ。


適当なストラップを使って首から提げてみた

適当なストラップを使って手首につけてぶらぶらもよし

 今の時代ならでは最強トイカメラとして、スマホで撮る写真が退屈に感じたときのカウンターとして、あるいは「写ルンです」感覚でラフに撮って楽しみたいと思ったら、これがイチオシである。

 価格も付属品やケースによって違うがおおむね、約1万5000円からあるので好きなケースのものを選ぶといいだろう。

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