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紙でできたデジカメで昭和な写真を撮ってみた クランク回して動画撮影も荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/5 ページ)

知る人ぞ知る「PaperShoot」の新型である。数年前に登場した台湾製の究極にシンプルなデジカメ。今回画素数が上がった新バージョンが登場したので使ってみたのだ。

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 こんな街中スナップなんかすごくいい感じだ。都市の隙間ならではの猥雑感が表現できてる。


ファインダー観ないでざっくり撮ったらいいマジックアワーのスナップになった

 かなりの広角なのでそれを活かして遊んでもいい。多少構図がずれてもあとでトリミングすればいいし。


かなり広角なのでそれを生かして遊んでみた。これも影を見ると分かるようにファインダーのぞいてない。アバウトに撮るのがいいのだ

 基本的にシャッターを切るだけなんだが、写りは撮影モードスイッチで4種類から選べる。デフォルトでは、カラー/モノクロ/ウォーム(暖色系)/コールド(寒色系)の4つだ


左上がカラー。右上がモノクロ。左下がウォームで右下がコールド

 青空のある風景はコールドがいいし、人を撮るならウォームが向いてるかと思うけど、それはその場の雰囲気にあったものを。


広島県福山市、鞆港の風景。コールドで撮影。昭和の写真っぽい

人を撮るときはちょっと暖色系のウォームがいい

 そしてつい使っちゃうのがモノクロ。


漁港の猫たち。昭和っぽいけど、たぶん昭和の頃から変わってないので昭和っぽくていいのだ

完全にノーファインダーで(影をみれば分かる)。わざと顔に影がかぶるように撮ってみた

似合うのがわかりすぎてて面白みはないのだけど、古い街並みをモノクロで

 撮った写真をその場でみたいときはスマホとUSB接続するべし。これが一番てっとりばやい。

 ただし、iPhoneには未対応なのは残念。USB-C端子を持つiPadならOkのようだ(最新のiPad Airで確認)。

 ところで、超シンプルなのはいいけど、初期設定とかはどうするの? って思う人はいるかと思う。

 SDカードのフォーマットは、PCなどを使って自分でやること。

 日時の設定は……しなくても使えるけど、PC用の日時設定ソフトが用意されてるので(WindowsとmacOSそれぞれにある)、Webサイトからダウンロードして実行することでパソコンと日時が同期される。

 その辺は自分でやってね、と。

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