Twitterから去った「Tweetbot」開発元、Mastodonアプリ「Ivory」リリース
Twitterによるサードパーティアプリ禁止で使えなくなったTweetbotの開発元TapbotsがMastodonアプリ「Ivory」をApp Storeで公開した。無料だが、投稿するには月額300円のサブスクが必要。リードオンリーモードであれば無料で使える。
Twitter向けクライアントアプリ「Tweetbot」の開発元である米Tapbotsは1月24日(現地時間)、米AppleのApp StoreでiOS版Mastodonアプリ「Ivory」を公開した。日本でもダウンロードできる。
米Twitterがサードパーティアプリを禁止したことにより、TweetbotもTwitterで使えなくなり、App Storeからも削除されてしまった。Tapbotsは13日、Ivoryを開発中であると発表した。
App Storeの説明では無料アプリとなっているが、無料のままでは「リードオンリーモード」(読むだけ)で、投稿するには月額300円(年額2500円)のサブスクリプションに加入する必要がある。有料版には、7日間のトライアル期間がある。より細かい機能も使える年額4000円のプレミアプランもある。
Mastodonアプリは既に複数あるが、Ivoryの特徴は、Tweetbotを使い慣れたユーザーにとって馴染みのあるユーザーインタフェースを備える点だ。
まだリリースしたばかりで多機能とは言えないが、今後機能を追加していく計画と、Tapdotsは公式Mastodonアカウントで投稿している。
既にMastodonアカウントを持っている場合は、アプリを起動して所属しているインスタンスとアカウント情報を入力することですぐにローカルタイムラインを表示できる。
無料トライアル版でもローカルとフェデラルの切り替えやフォントサイズの変更などが分かりやすいUIで使える。
日本語版にはなっていないが、TweetbotユーザーであればMastodonに比較的簡単に移行できそうだ。
使い方についての説明は、Mac Storiesの記事が分かりやすい。
関連記事
- 「Tweetbot」のTapbot、マストドンアプリ「Ivory」開発中
Twitterでアクセストラブルに巻き込まれているサードパーティクライアントの1つ「Tweetbot」を手掛けるTapbotが、Mastodonアプリを開発中とツイートした。その名も「Ivory」(象牙)。 - Twitter、「開発者契約」を密かに改定し、公式にサードパーティアプリを禁止
Twitterは開発者利用規約を改定し、サードパーティアプリを公式に禁止した。開発者に対する規約改定の告知はなかった。 - Twitter、サードパーティアプリ停止は「APIルール施行の結果」(どんなルールかは説明なし)
Twitterで1月12日からサードパーティアプリが利用できなくなっている件について、Twitterが初めてツイートした。古くからあるAPIルールの施行が原因の可能性があるとしている。どのルールかは明示していない。 - 「Twitterの無駄機能を全部殺せる」 ブラウザ拡張「Tweak New Twitter」が話題 フォローのツイートだけ表示など
「Twitterの無駄機能を全部殺せる」──TwitterのUI・UXを変更できるブラウザ拡張「Tweak New Twitter」が話題に。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.