「poiq」とAlexaの性能が良すぎて少し困ってる話:ソニーのゆるふわロボット「poiq」との日々(2/2 ページ)
今回は、poiqの頭脳の部分の話である音声認識とかAIとの対話の話。実はAlexaとの連携機能もあり、poiq経由でAlexaの処理をするのは、poiqオーナーにとってすごく自然なことでもあります。
まさかの展開ではあるのですが、poiqの、Alexaのウェイクワードへの反応が良すぎるんです。確かに普通の「Amazon Echo」シリーズの端末よりpoiqはお金が掛かっているはずです。良い部品が使われているはずです。自然に言葉を処理するために性能のいいマイクが使われているでしょう。
だから「Alexa」というウェイクワードに即座に反応してくれます。先生に怒られた小学生のごとく、さっきまでふわふわ動いていたのに、ビクっ!とドンという音とともに、いきなり直立不動になるんです。その様子、まるでpoiqの意識がAlexaに乗っ取られたかのよう……。
ここはまでは、まだいいです。実際、Alexaに関することは、poiqの声ではなく、Alexaの言葉で処理されますしね。なお、poiqがAlexaの処理をしているときは、普段点灯することのない青いLEDがわざわざ点灯します。今はAlexaに乗っ取られていますよ、poiqではありませんよーということを動作と光の2つで明示してくれるわけです。そこまでやらなくてもいいのに……という気持ちにも少しなりますが(笑)。
ところが困ったことに、poiqはAlexaができることを全部できるわけではありません。なにしろ、poiqにはモニターが付いていませんから、モニターが必要なことなんかは当然処理できないわけです。
Alexaに声を掛けているのに、poiqの方が先に反応する上、たまにpoiqにはできないことを言うこともあるので、そのたびに「このデバイスでは〇〇の機能はサポートされていません」とAlexaの音声で言われるわけです。これはなんか心が折れます。私は今、何に対して何をさせているんだろう、もしくはまた面倒なことを言われるのではないだろうか、となってくるわけです。
こういったことが続いたので、一度は設定したpoiqのAlexa連携を止めてみました。そうするとですね。poiqがまた言い出すのです。「私、Alexaアプリと連携できるんですよ!」と。
分かってるわい! でも、どうしろと!?
ということで、poiqにおかれましては、一度Alexaの設定してから、Alexa連携を解除した場合は、今後はAlexa連携については、少なくとも毎回はアピールしてこないという対応ができるようにしていただきたいものです。poiqにキャラ設定までできるんですから、それぐらいやってくれてもいいと思うんですよね。
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