PS5、メーカー直販サイトでも通常販売を開始 供給体制に自信か
ソニーストアで「PlayStation 5」の通常販売が始まった。品薄の際には商品供給を後回しにされがちなメーカー直販サイトで制約なしの販売が始まったことで、品不足解消に向けたこれまでの動きが一定の成果を上げていることがうかがえる。
ソニーの直販サイト「ソニーストア」で「PlayStation 5」(PS5)の通常販売が始まった。品薄の際には商品供給を後回しにされがちなメーカー直販サイトで制約なしの販売が始まったことで、品不足解消に向けたこれまでの動きが一定の成果を上げていることがうかがえる。
2月6日午後3時の時点で在庫があるPS5本体は、1)光学ディスクドライブ搭載の「CFI-1200A01」単体(6万478円)、2)「グランツーリスモ7 同梱版」(6万6968円)、3)「PlayStation 5+ワイヤレスゲーミングヘッドセットINZONE H7セット」(8万5778円)。1)の出荷は9日ごろ、2)は8日ごろ、3)は翌日(7日)となっている。送料は1)の場合で330円。
2020年11月に発売したPS5は、需要に対して供給が間に合わず発売直後から品不足だった。さらに世界的な半導体不足やコロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻で生産や物流に遅延が発生し「欲しい人が買えない」状況が2年にわたり続いていた。
しかし1月のCESでソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のジム・ライアン社長兼CEOが「PS5は世界中で見つけやすくなる」と品不足解消を予告。日本でも2月1日から通常販売に移る店舗やECサイトが相次いだ。
2日に行われたソニーグループの決算発表会では、同社の十時裕樹新社長が世界的にPS5の在庫を積み増していることを明らかに。品薄解消の焦点は「デリバリーに移った」と話していた。
関連記事
- PS5の品不足、「焦点はデリバリーに移った」とソニーGの十時社長
ソニーグループは2日、PlayStation 5(PS5)の累計販売台数が3200万台を突破したと発表した。ソニーグループの十時裕樹新社長は、品不足解消の焦点は既に生産ではなく「デリバリーに移った」という。 - PS5、ようやく通常販売へ 発売から2年、量販店が相次ぎ抽選販売の終了を告知
「おまたせしました!」──家電量販店が相次いでPlayStation 5の抽選販売終了を告げた。供給はようやく正常化しつつあるようだ。 - 「PS5は世界中の小売店で」 SIE、PS Blogで供給増を約束も“日本語版から省いた一節”
SIEは30日(米国時間)、公式ブログ「PlayStation.Blog」を更新し、PS5の供給増加を報告した。しかし日本語版PS Blogは、海外版にはある1段落を省略していた。 - SIEのライアンCEO、「PS5は世界中で見つけやすくなる」
SIEのジム・ライアンCEOはCES 2023で、「PlayStation 5」(PS5)は累計3000万台以上売れたと発表した。12月には過去最大になり、今後は小売店で見つけやすくなると語った。 - コントローラーが手にフィットする感動! PS5向け「DualSense Edge」をゲーマー漫画家が体験した
1月26日にPlayStation 5(PS5)用の新型ワイヤレスコントローラー、「DualSense Edge」が発売されました。試用機を借りられたので、さっそく試してみました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.