月単価の高いプログラミング言語ランキング 2位は「Ruby」で87万円、1位は? レバテック調べ
最も月単価の高いプログラミング言語は何か。IT人材の紹介事業を行うレバテックは2月13日、そんな調査結果を発表した。
最も月単価の高いプログラミング言語は何か。IT人材の紹介事業を行うレバテック(東京都渋谷区)が2月13日に発表したランキングによると、1位は「Go」(平均月単価88万円/最高単価130万円)だった。2位には「Ruby」(平均月単価87万円/最高単価150万円)、3位には「Swift」(平均月単価86万円/最高単価200万円)が入った。
Goは米Googleが開発したプログラミング言語。レバテックは「動作が軽く、扱えるデータ量も多いためブロックチェーンや広告、ゲームなどスピードが求められる分野のサービス開発でよく使われている」と解説。スピーディーな開発を行いたい企業を中心に導入が進み、今後も需要は伸びていくのではないかと予想している。
2位のRubyは、短期間で開発ができるため、スタートアップ企業などのWebサービスを迅速に立ち上げたい企業でよく使われているという。案件数は安定して多いが、Rubyエンジニアは不足気味であるため単価も高い傾向にあるとしている。一方、保守や処理速度など将来性を不安視する声もあり、レバテックは「React.jsやVue.jsなどフロント側も対応できるように幅を広げておくのがおすすめ」と解説している。
3位のSwiftは、米Appleが開発したプログラミング言語で、iOS向けのネイティブアプリ開発ができる。ゲームや音楽などエンタメ業界でのアプリ開発によく使われているという。レバテックは「Webアプリの開発に使えるフレームワークが増えたため、今後も需要が伸びていくと予想できる」と説明している。
トップ15までの結果は、4位「Kotlin(Android)」、5位「Python」、6位「JavaScript」、7位「PHP」、8位「C++(ゲーム)」、9位「Java」、10位「C#/C#.NET」、11位「C言語」、12位「VBA」、13位「COBOL」、14位「C++(ゲーム以外)」、15位「VB.NET」となった。
この調査は、フリーランス向けサービス「レバテックフリーランス」の2万件以上の案件を対象に行った。集計期間は2021年10月〜2022年10月。
関連記事
- Webエンジニア「業務委託単価表」公開 時給ごとに必要とされる技術力は?
開発発注プラットフォーム「ISSUE」を提供するResource(東京都練馬区)は、webエンジニアの各業務委託単価とその技術能力関係をまとめた業務委託単価表を公開した。 - 2022年、平均年収が高かったプログラミング言語 2位「TypeScript」を上回ったのは? 「paiza」調べ
2022年、求人票上で平均年収が高かったプログラミング言語は何か。ITエンジニア向け転職プラットフォーム「paiza」を提供するpaiza(東京都港区)は12月20日、そんなランキングを発表した。 - 求人条件によく載るプログラミング言語 3位は「Python」、2位は「PHP」、1位は? 営業支援企業が調査
求人条件によく載るプログラミング言語は何か。営業支援ツールなどを展開するQuickWorkは調査した結果を発表した。 - 世界中のIT技術者から愛されているプログラミング言語 3位は「Clojure」、2位は「Elixir」 1位は? Stack Overflow調べ
世界中のIT技術者から愛されているプログラミング言語はなにか。プログラミング関連のQ&Aサイト「Stack Overflow」を運営する米Stack Exchangeがそのような調査結果を発表した。その結果、3位に「Clojure」、2位に「Elixir」が入った。 - 副業で求められるプログラミング言語ランキング 3位はGo、2位はPython 1位は? 複業転職サイト調査
プロダクト開発人材向けの複業転職プラットフォーム「Offers」を運営するoverflowは、同サービス上で副業や複業が決まった人数をプログラミング言語別に集計した結果を発表した。2位は「Python」、3位は「Go」だった。1位の言語は。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.