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Tesla、自動運転ソフトの安全性に関する懸念で36万台をリコール
Teslaは、自動運転機能「FSD β」搭載の36万台以上をリコールする。米運輸省道路交通安全局によると、人間のドライバーが介入しないと衝突事故が発生するリスクが高まるという。
米Teslaは、完全自動運転を可能にするとしている運転支援機能「FSD(Full Self-Driving)」(β)を搭載する約36万2800万台のリコールを行う。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が2月16日(現地時間)に発表した。
NHTSAによると、一部のTesla車が走行地域の交通法規に違反する恐れがあり、人間のドライバーが介入しないと衝突事故が発生するリスクが高まる可能性があるという。
リコール対象となるのは以下のモデル。
NHTSAは、FSD βの問題として、旧式の信号機で黄色でも特定の交差点を通過することがあり、交差点が無人の場合、一時停止標識があっても既定の時間停止しないことがあることなどを指摘した。
FSD βを利用できるのは、TeslaのプレミアムFSDシステムをインストールしている車両のオーナーのみだ。これには1万5000ドル、あるいは月額199ドル掛かる(米国の場合)。
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