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Microsoft、Bing関連APIを5月1日に大幅値上げ 10倍になるものも
MicrosoftはBing Search APIの価格を5月1日に値上げする。中には10倍になるものもある。同社は2月、チャットbot搭載の「新しいBing」のテストを開始した。
米Microsoftは、Bing Search APIの価格を5月1日に引き上げると発表した。米ブログメディアのGhacksなどが2月17日(現地時間)に報じた。
Microsoftの告知には「Microsoft Bing Search APIの価格は、2023年5月1日からすべての市場で更新されます」とある。
幾つかあるAPIすべてが値上げされる。「Bing Statistics Add-in」の価格は、1000トランザクション当たり1ドルから10ドルに、つまり10倍になる。
Microsoftは「新しい価格モデルは、検索を改善するためにBingが継続して行っているテクノロジーへの投資をより正確に反映している」としている。
具体的な「テクノロジーへの投資」について言及していないが、同社は7日、BingにLLM搭載のチャットbotによる検索機能を搭載するテストを開始した。
値上げに関する価格表を以下に転載する。本稿執筆現在、まだ日本での値上げについては公表されていないが、現在1ドルで10ドルに値上げされる予定の「Bing Statistics Add-in」の日本での価格は129.975円だ。
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