“100万円修行”も無駄にならない Oliveを1枚発行すれば、既存の三井住友カードもポイントアップ(2/3 ページ)
三井住友フィナンシャルグループの「Olive」。ポイント還元率の強化が特徴だ。多くのユーザーが注目しているが、同時に三井住友カードゴールドのユーザーからは不満の声もある。
年会費無料のOlive一般カードを作れば、既存カードもポイントアップ
Vポイントアッププログラムの詳細をよく読むと、実は、ポイントアップ対象カードには、Oliveフレキシブルペイカードだけでなく、「三井住友カード プラチナプリファード」や「三井住友カード ゴールド(NL)」「三井住友カード(NL)」なども名前が上がっているのだ。
これはどういうことか。実は「Oliveアカウント」を作成すれば、既存の三井住友カードでも同様のポイントアップの恩恵を受けられるのだ。例えば、現在三井住友カードゴールド(NL)を保有している人なら、新たに年会費無料の「Oliveフレキシブルペイ一般」を作成すれば、両方のカードでポイントアップする。Olive発行後はOliveのカードを使わずとも、これまでどおり三井住友ゴールドカードを使い続ければOKというわけだ。
「これまで三井住友カードを使ってくれているお客さまへ配慮して、Oliveアカウントを作成してくれれば、Oliveに移行しなくても今までのカードで特典を受けられるようにしている」(三井住友カード広報)
Oliveフレキシブルペイカードを作ればOliveアカウントが持てる
改めて、Oliveアカウントが何かを整理しておこう。三井住友銀行口座とひも付いて、デビットカード、クレジットカード、プリペイドカードとして利用できるのがOliveフレキシブルペイカード。このカードを発行し、統合IDであるSMBC IDに登録することで、Oliveアカウントが発行される。つまり、Oliveのカードを1枚発行すればOliveアカウントが用意できる。
ただし、SMBC IDアカウントを、三井住友カードのIDであるVpassアカウントに連携させないと、Vポイントアッププログラムの対象にならないことには注意しておきたい。
また、発行するOliveフレキシブルペイカードの種類によってOliveアカウントのランクも変わる。カードと同様の、一般/ゴールド/プラチナプリファードの3種類だ。Vポイントアッププログラムにおいて、このランクは「選べる特典」に影響する。
下記4つの特典から、一般とゴールドは1つだけ選べるが、プラチナプリファードの場合は2つ選べる。もし選べる特典を重視するなら、Oliveフレキシブルペイのプラチナプリファードを発行することを考えてもよさそうだ。
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