Twitter、また大規模リストラ Revue創業者や“ハードコア”なクロフォード氏も対象
Twitterが幹部を含む約50人をレイオフしたと複数メディアが報じた。シニアプロダクトマネジャーのカイペル氏や“ハードコア”な働きで知られたクロフォード氏なども対象だ。クロフォード氏はTwitter Blue改変に尽力した。
米Twitterで米国時間2月26日(日曜日)、また大規模リストラが行われたと米The Vergeなどが報じた。2021年に同社が買収したRevueの創業者でTwitterではシニアプロダクトマネジャーを務めていたマルティン・デ・カイペル氏は同日、「朝起きたら(Twitterの)メールがロックアウトされていた。これでRevueの旅は本当に終わった」とツイートした。Twitterは昨年12月、Revueのサービス終了を予告している。
Twitterの動静を追っているメディア米Platformerのゾーイ・シファー氏は、イーロン・マスクCEOの下、Twitter Blueの改変を推進してきたエスター・クロフォード氏も対象になったことを確認したとツイートした。
クロフォード氏はマスク氏が求める「ハードコアな働き方」を実践し、オフィスで寝袋で寝ているツイートを公開したことで知られていた(削除される可能性があるので画像にしておきます)。
シファー氏のツイートの数時間後、クロフォード氏自らも「私がTwitter 2.0に全力投球するのを見て、私の楽観主義と努力が間違いだったと思うとしたらそれは最悪の感想だ。嘲笑するのは傍観者であり、現場にいる人ではない。雑音と混沌の中でTwitter 2.0を構築してくれたチームを大変誇りに思う」とツイートした。
シファー氏によると、今回のレイオフの対象は50人以上という。
マスク氏は同日、誰にともなく「良い日曜日を。残りの人生の最初の日だね」とツイートし、レイオフされたカイペル氏はこのツイートに「ありがとう、イーロン!」と添えてRTした。
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