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2021年の富裕層、12%増加して過去最高の149万世帯に 野村総研推計

野村総研は3月1日、2021年の日本における富裕層の規模の推計結果を発表した。富裕層および超富裕層の数は、推計を開始した05年以降最多の149万世帯となった。

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 野村総研は3月1日、2021年の日本における富裕層の規模の推計結果を発表した。富裕層および超富裕層の数は、推計を開始した05年以降最多の149万世帯となった。前回の19年推計から約12%増加した。


全世帯の22%が、純金融資産3000万円以上と推計されている(※初出で計算が誤っておりました。お詫びし訂正いたします)

 推計では、世帯が保有する金融資産から借入を引いた「純金融資産保有額」をもとに世帯を分類している。資産5億円以上の超富裕層は9万世帯となり、05年時点からほぼ倍増した。資産1億円以上の富裕層は139.5万世帯と、アベノミクス以降増加が続いており、超富裕層と合わせて全世帯の2.8%を占めた。

 また世帯全体から見ると0.2%にすぎない超富裕層が、金融資産全体の6.4%を保有している。


富裕層の数は増加し続けている

 本推計は、国内における富裕層の状況を表すものとしてしばしば引用されるが、自宅や投資用の不動産を含んでおらず、預貯金、株式、債券、投資信託、生命保険や年金保険など金融資産だけの合計となる。また不動産購入のための借入額は控除されている。

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