アトラス「3DSファイナルセール」中止の原因は昨年のセール? ファン「セールがダメなら価格改定して」
アトラスが「ニンテンドー3DSファイナルセール」を開催前日に中止。「世界樹の迷宮シリーズ」や「真・女神転生シリーズ」など人気タイトルを1000円で販売する予定だった。
セガサミーグループのゲーム会社・アトラスが3月2日から「ニンテンドーeショップ」で開催する予定だった「アトラス ニンテンドー3DSファイナルセール」を前日になって中止したことがファンの間に波紋を広げている。
アトラスは中止の理由を「諸般の事情」としか説明していない。ただし同社は昨年8月にも「ファイナルセール」をうたい同様のセールを実施していたことから、Twitter上では「閉店セール商法ではないか」と指摘する声が上がっていた。
閉店セール商法とは、例えば店舗が閉店セールをうたいながら一向に閉店せず長期にわたりセールを続けた場合、景品表示法上の問題になるおそれがあるというもの(参考:JARO「閉店セール」と表示しているのに閉店しない店は問題では?)。
アトラスの場合、セール内容は昨年とほぼ同じ。当時の告知には「ニンテンドー3DSタイトルのセールは今回が最後となりますのでお見逃しなく!」という文言もあり、少なくとも今回のセールを実施した場合、前回の告知内容が嘘になってしまうのは確かだった。
改めてセガ広報を通じて中止の理由を聞いたところ「担当者に確認したが、現状では『諸般の事情』としか言えない」という回答だった。
ニンテンドーeショップはニンテンドー3DSシリーズとWii U向けのダウンロードコンテンツの販売を2023年3月28日の午前9時で終了する。このため2日からセガを含む複数のゲーム会社が「3DSファイナルセール」を実施中。ユーザーにとっては、ほしいタイトルを入手する貴重な機会となる。
中止になったアトラスのセールではニンテンドー3DSタイトルをすべて1000円で販売する予定だった。これには「世界樹の迷宮シリーズ」や「真・女神転生シリーズ」など人気タイトルも多く含まれ、中止を惜しむファンの声は少なくない。中には「セールが問題ならすべて1000円に価格改定すれば良いのでは」という意見もみられた。
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