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H3ロケット、打ち上げ失敗 第2段エンジン点火せず 指令破壊信号を送信
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月7日、次期主力ロケット「H3」の試験1号機を種子島宇宙センターから打ち上げたが、第2段エンジンが点火せず、打ち上げは失敗となった。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月7日、次期主力ロケット「H3」の試験1号機を種子島宇宙センターから打ち上げたが、第2段エンジンが点火せず、打ち上げは失敗となった。同ロケットには、先進光学衛星「だいち3号」が搭載されていた。
予定時刻の午前10時37分に無事離陸したものの、補助ブースター、第1段エンジン分離後、打ち上げ後5分17秒から稼働するはずの第2段エンジンが点火しなかった。JAXAはミッションの達成見込みがないと判断し、ロケットを破壊する指令破壊信号を送信した。
点火しなかった原因は今のところ不明。今後の情報についてはJAXAのWebサイトで知らせるとしている。
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