「H3ロケット試験機1号機の打上げを応援していただいた皆様、誠にありがとうございました」――宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターの公式Twitterが、H3ロケット打ち上げ失敗から2日後の3月9日、ファンへの感謝を投稿をした。
H3ロケットの打ち上げは失敗したが、Twitterなどでは宇宙ファンが応援を続けており、JAXAに寄付する動きも出ている(関連記事:「JAXAに寄付した」と多くのツイート H3ロケット失敗で「頑張ってほしい」の声集まる)。こうした声に応えたのかもしれない。
JAXAは感謝の弁に続いて「H3ロケットが種子島宇宙センターから再び力強く宇宙を目指して飛び立ち、ミッションを成功させる姿をご覧いただけるよう、関係者一同全力を尽くして参ります」と述べ、再打ち上げとミッション成功を誓っている。
2段式エンジンを採用したH3ロケットは、7日朝に打ち上げられたが、電源系統の何らかの異常により第2段エンジンが着火しなかったため、ミッション達成が困難と判断。打ち上げ約14分後に指令破壊された。
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