楽天銀行は3月22日、東京証券取引所からプライム市場への新規上場を承認されたと発表した。上場日は4月21日を予定している。
有価証券届出書によると、売り出し条件は1株あたり1630〜1960円となっており、上限価格で計算すると時価総額は約3330億円規模となる。
上場にあたり555万5500株の新株を発行する。また楽天グループが合計5395万1300株を売り出す。需要を見ながら、446万3000株の第三者割当を行いオーバーアロットメントによる売り出しに充てる。
売り出しにより、楽天グループの持ち分は100%から約63.3%に低下する見込み。
なお同日発表した2023年3月期の業績予想は、売上高にあたる経常収益が13.4%伸びて1202億5500万円、経常利益が35.2%伸びて377億3800万円。1株あたり利益は162円43銭となっている。
関連記事
- 第一生命、銀行サービス開始 住信SBI銀と楽天銀行のプラットフォームを利用
第一生命保険は1月11日、資産形成をサポートするサービス「資産形成プラス」および、銀行サービスの提供を開始した。銀行サービスは住信SBIネット銀行および楽天銀行が提供する銀行機能をBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)として利用する。 - 楽天銀行、東証に上場申請
楽天グループは、楽天銀行の東京証券取引所への新規上場申請を行ったと発表した。 - 楽天G、「楽天証券」の上場準備を開始
楽天グループは、連結子会社である楽天証券の株式上場準備を開始したと発表した。 - 住信SBIネット銀、口座数600万突破 金利上昇で預金量重要に 楽天とも接戦
住信SBIネット銀行は、2月6日に預金口座数が600万口座を突破したと発表した。2021年11月に500万口座を突破してから、1年3カ月あまりで100万口座増加した。 - 住信SBIネット銀行、3月29日に上場
住信SBIネット銀行は2月28日、申請していた東京証券取引所への新規上場が承認されたと発表した。上場日は3月29日。スタンダード市場に上場する。 - 個人向け社債「楽天カードマン債」発行へ 総額500億円調達
5年債「楽天カードマン債」発行へ。総額500億円を調達する計画だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.